わたし自身の恋愛失敗からの学び(はじめに03)

自己肯定感と恋愛

はじめまして、私のことを少しお話しします

このブログと【NOTE】を始めて、はじめましての方からメッセージをいただくようになりました。ありがとうございます。

「筆者の方はどんな人なんですか?」「どうして恋愛アドバイザーをされているのですか?」という質問を多くいただくので、今日は私自身のことを、少し恥ずかしいですが、お話ししようと思います。

私のプロフィール

都内在住、40代の会社員です。私立大学を卒業後、複数の会社で人事・広報・経営企画の領域で働き続けています。仕事は好きで、それなりに評価もいただいていますし、友人関係もまずまず良好。傍から見れば「順風満帆」に見えるタイプかもしれません。

でも、恋愛に関しては16歳から長い間迷子状態でした。

真剣に好きになった人は7人ほど。ほとんどが2,3年以内に終わってしまい、中でも印象的だったのは5年ほど続いた関係でした。その人は私の服装から行動まで、さまざまな制約をつけてくる人で、当時適齢期の私は「愛されるためなら」と、それに従ってしまっていました。

その関係が終わった時、私は31歳。焦りからマッチングアプリで出会った人とありがたく結婚しましたが、1年半で離婚。その後再婚し子供を授かったものの、コロナ禍で関係が悪化し、2度目の離婚を経験しました。

恋愛失敗の歴史を振り返る

恥ずかしながら、私の恋愛失敗談を少しだけお話しします。話し始めたらキリがなくなるので少しだけ。

同じような経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

16歳から始まった恋愛迷子:「愛されたい」という思い込み

16歳で初めて本格的に人を好きになってから、私の恋愛迷子は始まりました。

その頃の私は、「愛されること=価値を認められること」だと思い込んでいたのです。

最初の恋愛から、私は相手に合わせることばかりしていたと、今になって思います。

相手の好みに服装を合わせ、相手の趣味に興味を示し、相手の価値観に自分を合わせる。

「本当の私」を見せることを恐れ、「愛される私」を演じ続けていました。

そんなパターンが、4人との恋愛で繰り返されました。

20代:「愛されるために」自分を犠牲にした日々

20代後半からの恋愛で最も印象的だったのは、5年間続いた関係でした。

その人は私の服装から行動、交友関係、仕事に至るまで、細かく指摘をする人でした。

「もっと首が詰まった服を着た方がいい」

「○○さんとはあまり会わない方がいい」

「君のためを思って言っているんだ」

当時の私は、これらの言葉を「愛情の証」だと思い込んでいました。

制約をつけられることで、「大切にされている」「特別扱いされている」と感じていたのです。

でも実際は、本来の私を否定され続けていました。

気がつくと、私は「相手が求める私」になることばかり考えて、「本当の私」が何なのか分からなくなっていました。

31歳:焦りからの結婚と1年半での離婚

5年間の関係が終わった時、私は31歳になっていました。周りの友人たちが次々と結婚していく中、「もう時間がない」という焦りに駆られました。家族からの言葉もプレッシャーにしか感じませんでした。

マッチングアプリを始め、「自分が求める条件に当てはまる人」を探すことに集中しました。

気が合うことが前提でしたが、スペック重視で相手を選び、おそらくあちらも同じような感覚だったのかもしれません。短期間で結婚が決まりました。

でも、スペックで選んだ同士に深いつながりはなかったのかもしれません。子供をまだ欲しくない、と結婚後1年半して伝えられ、話しあった結果、離婚という形に終わりました。

再婚・出産・そして2度目の離婚

その後、再婚し子供を授かりました。今度こそは幸せな家庭を築けると思っていました。

相手は私らしくいることを認めてくれる人でしたが、でも、コロナ禍で生活が一変しました。在宅勤務、育児、家事の負担が重なり、パートナーとの関係がギクシャクし始めました。お互いにストレスが溜まり、些細なことで喧嘩が絶えなくなりました。

結局、2度目の離婚を経験することになりました。シングルマザーとして子育てをしながら、「私は愛される価値がないに違いない」という深い絶望感とそれを打ち消したいという葛藤の中にいました。

転機:シングルマザーとして自分と向き合った日々

2度の離婚を経験し、シングルマザーとして子育てをしながら、私は改めて自分と向き合うことになりました。

「なぜ私の恋愛はいつもうまくいかないのだろう」

心理学のワークショップに参加したのは、そんな思いに駆られてのことでした。そこで講師から投げかけられた質問が、私の人生を変えることになります。

「あなたは、なぜ恋愛をしたいのですか?」

私は答えられませんでした。

しばらく考えて、ようやく口にしたのは「愛されたいから」「一人は寂しいから」「子供にもお父さんが必要だから」。そんな理由ばかりでした。

結婚する時には「お互いに支え合っていきたい」と思っていたはずなのに、心の奥では常に受け身でいる自分がいたのです。相手に何かを与えるというより、相手から何かをもらうことばかり考えていました。

でも、ワークショップで他の参加者の話を聞いているうちに、衝撃的な気づきがありました。

幸せな関係を築いている人たちは、根本的に違う動機を持っていたのです。「誰かと深くつながりたい」「お互いを支え合いたい」「一緒に成長したい」という想いを、心の底から、本気で抱いていました。

その瞬間、私の中で何かが崩れ落ちました。

私はそれまで、「恋愛は自分を認めてくれるもの」「相手は私を満たしてくれる存在」だと思っていました。でも本当は、「恋愛は一緒に創り上げるもの」「お互いが与え合い、支え合うもの」だったのです。

この気づきが、私の恋愛観を変える礎となっています。

「自分の恋愛パターン」を知る重要性

そのワークショップをきっかけに、私は自分の恋愛パターンを客観的に分析するようになりました。

私の恋愛パターン分析結果:

パターン1:「愛されたい病」

  • 相手に愛されることで自分の価値を確認しようとする
  • 相手の要求に従うことで愛情を得ようとする
  • 「本当の私」を見せることを恐れている

パターン2:「自分軸の欠如」

  • 相手に合わせることばかりして、自分の意見を抑える
  • 相手の期待に応えることが最優先になる
  • 自分が何を求めているのか分からなくなる

パターン3:「完璧主義と焦り」

  • 理想の関係を求めすぎて現実を見失う
  • 年齢への焦りから冷静な判断ができない
  • スペック重視で相手を選んでしまう

パターン4:「過去の傷を引きずる」

  • 「どうせまた裏切られる」と最初から身構える
  • 過去の失敗パターンを無意識に繰り返す
  • 新しい関係でも同じ不安を抱えてしまう

これらのパターンを認識できたことで、私は初めて「自分の恋愛下手の正体」を理解することができました。

パターンを変える具体的な取り組み

パターンが分かったら、次は「どうやって変えるか」です。私が実際に取り組んだことをご紹介します。

1. 「愛されたい病」から「自分を愛する」への転換

まず、「相手に愛されることで自分の価値を確認する」習慣をやめることから始めました。

  • 一人の時間を大切にする:映画、読書、散歩など、一人で楽しめることを増やす
  • 自分の価値観を明確にする:何が好きで、何を大切にしているのか、どんな自分になりたいかを日記に書く
  • 「NO」と言う練習:相手の要求に無条件で従うのではなく、自分の意見を伝える

これらの練習を続けることで、「相手に愛されなくても、私には価値がある」という感覚を身につけていきました。

2. 「本当の自分」を知る時間を作る

シングルマザーとして忙しい日々の中でも、自分と向き合う時間を意識的に作りました。

  • 子供が寝た後の読書や映画時間:自分の感想をSNSに書く
  • 出勤前の散歩:誰にも邪魔されない一人の時間
  • 信頼できる友人との深い会話:本音を話せる関係を大切にする

「相手に合わせる」のではなく、「自分を知る」ことから始めたのです。

3. 「対等な関係」のコミュニケーション練習

恋愛以外の場面で、対等なコミュニケーションの練習をしました。

  • 職場で、自分の意見を率直に伝える
  • 友人や家族との関係で、相手の話を最後まで聞く練習

恋愛だけでなく、人間関係全般でのコミュニケーション力を向上させることで、自然と恋愛でも活かせるようになりました。

4. 「今この瞬間」を大切にする

過去の失敗や未来の不安にとらわれるのではなく、「今この瞬間」を大切にする練習をしました。

  • 子供との時間:今この瞬間の笑顔や成長を大切にする
  • 友人との会話:過去の話題ではなく、今感じていることを話す
  • 新しい出会い:相手の過去や将来性よりも、今一緒にいて楽しいかを重視する

この練習によって、関係性がとても自然で楽しいものになりました。

現在の私と、新しいパートナーシップ

これらの取り組みを続けているうち、私は現在のパートナーと出会いました。

最初は友人として出会ったので「この人と将来性はあるかな」「子供も受け入れてくれるかな」などと考えることなく、「この人と話していると楽しい」「この人といると自然体でいられる」という感覚が強くありました。

今思えば、それまでの私は「恋愛を頭で考えすぎて」いたのです。でも本当の恋愛は、頭で考えるものではなく、心で感じるものですよね。

現在のパートナーとは、お互いの不完全さを受け入れ合いながら、一緒に成長していく関係を築いています。「完璧な恋愛」であるかどうかはわかりませんが、「自然体の恋愛」としては完璧に近いと思っています。

シングルマザーとしての私も、子供も、すべてを含めて受け入れてくれる人と出会えたのです。

恋愛で学んだ、人生の大切なこと

恋愛を通じて、私は多くのことを学びました。それは恋愛だけでなく、人生全般に通じる大切なことだと思います。

1. 「自分を知る」ことの重要性

相手のことを理解する前に、まず自分のことを理解する。自分の価値観、感情のパターン、思考と行動の癖を知ることで、より良い関係を築くことができます。

2. 「完璧でなくても愛される」という真実

私たちは完璧でなくても、愛される価値があります。むしろ、完璧でないからこそ、お互いを支え合うことができるのです。

3. 「コミュニケーション」は技術

良い関係を築くためのコミュニケーションは、才能ではなく技術です。練習すれば、必ず上手になります。

4. 「今この瞬間」を大切にする

過去の失敗や未来の不安にとらわれるのではなく、「今この瞬間」を大切にすることで、より豊かな関係を築くことができます。

これからのこと

このブログを通じて、私が経験した失敗や学びを共有することで、同じような悩みを持つ方の役に立てればと思っています。

恋愛に正解はありません。でも、「自分らしい恋愛」を見つけることはできます。

一緒に、少しずつ、自分らしい恋愛を見つけていきましょう。

次回は、「自分の恋愛パターンを知る具体的な方法」について、詳しくお話しする予定です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

このブログは、恋愛にもう一度向き合いたいあなたが、「習慣」と「心の整理」を通じて前向きな一歩を踏み出せるよう、コーチング的な視点でお届けしています。

「再出発したい」「もう一度誰かを信じたい」そんな気持ちがある方も、読み進めるうちにありのままの自分を大切にする恋のかたちが少しずつ見えてくるはずです。

現在、個別のコーチングは満席ですが、次回の募集は8月末、9月後半スタートの予定です。

より具体的に毎日使えるアドバイスやワーク的な記事は、【NOTE】でも公開していく予定です、そちらもぜひチェックしてみてくださいね。

これからも、あなたが自分らしい恋愛と、安心できるつながりを築くための記事を更新していきます。

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