恋愛で受け身になっていませんか?
「彼に選んでもらえるように頑張らなきゃ」 「どうしたら気に入ってもらえるかな」 「私なんかが選り好みしちゃダメよね」
こんなふうに考えてしまうこと、ありませんか?
これまで400人以上の恋愛相談を受けてきた中で、多くの女性が「選ばれる側」の立場で恋愛を考えている現実に気づきました。でも実は、この考え方こそが幸せな恋愛を遠ざけてしまう大きな原因なのです。
今日は、なぜ「選ぶ側」になることが大切なのか、そしてどうすれば主体的な恋愛ができるようになるのかについてお話しします。
「選ばれる私」思考が生まれる背景
社会からの刷り込み
私たちは幼い頃から、無意識のうちに「女性は選ばれる側」という刷り込みを受けて育ちます。
- 「女の子は愛らしくしていれば良い」
- 「男性に尽くすのが女性の美徳」
- 「わがままを言ってはいけない」
このような価値観が、「選ばれる女」思考を作り上げてしまうのです。
自己肯定感の低さ
「選ばれる女」思考の根底には、自己肯定感の低さがあります。
クライアントのFさん(32歳・事務職)は、こんなことを話してくれました。
「私なんかが条件を出すなんて、おこがましいと思っていました。
『選んでもらえるだけでありがたい』という気持ちでいたんです。
でもそれって、自分を安売りしていたんだと気づきました」
「恋愛=競争」という誤解
多くの女性が、恋愛を「他の女性との競争」だと思い込んでいます。
「あの子より可愛くなければ」「あの子より尽くさなければ」という競争マインドが、「選ばれる女」思考を強化してしまいます。
他の女性と自分を比較してしまっていませんか?
「選ばれる女」思考の5つの問題点
問題1:自分の価値を相手に委ねてしまう
「選ばれる女」思考でいると、自分の価値を相手の評価に委ねてしまいます。
相手に気に入られれば嬉しくなり、気に入られなければ落ち込む。
これでは感情が相手に振り回されてしまいます。
問題2:本当の相性を見極められない
相手に気に入られることばかり考えていると、「この人は本当に私に合う人なのか」を冷静に判断できなくなります。
クライアントのHさん(35歳・マーケティング)は、振り返ってこう話してくれました。
「彼に婚活パーティーで出会って以降選ばれることに必死で、彼が私に合う人なのかを全然考えていませんでした。
付き合ってから、価値観が全然違うことに気づいて…『選ばれること』と『幸せになること』は別だったんです」
問題3:対等な関係が築けない
「選ばれる女」思考では、どうしても上下関係ができてしまいます。
健全な恋愛関係は対等であることが基本です。
問題4:自分らしさを失ってしまう
相手に合わせることばかり考えていると、自分らしさを見失ってしまいます。
そして、自分らしさのない人は長期的には魅力的に見えません。
問題5:依存的な関係になりやすい
「選ばれる側」という意識は、依存的な関係を作りやすくなります。
自立した魅力的な女性として成長することができなくなってしまいます。
「選ぶ女」になることの5つのメリット
では、「選ぶ女」になるとどんな良いことがあるのでしょうか?
メリット1:自分に合う人と出会える
主体的に選ぶ意識を持つことで、本当に自分に合う人を見極められるようになります。
クライアントのYさん(41歳・コンサルタント)は、こんな変化を体験しました。
「以前は『私を選んでくれる人』を探していました。でも『私が一緒にいて心地よい人』を探すようになってから、本当に相性の良い人と出会えました。今の彼とは、お互いが自然体でいられます」
メリット2:自己肯定感が高まる
「選ぶ」という行為は、自分の価値観や感情を大切にすることです。
これにより、自己肯定感が自然に高まっていきます。
メリット3:対等で健全な関係が築ける
お互いが選び選ばれる関係は、対等で健全です。
どちらかが一方的に我慢することもありません。
メリット4:自分らしさを保てる
自分の価値観を大切にして選ぶことで,あなたらしさを保ちながら恋愛ができます。
メリット5:長期的に幸せになれる
短期的な「選ばれた喜び」ではなく、長期的な幸せを手に入れることができます。
「選ぶ女」になるための5つのステップ
理論は分かったけれど、実際にどうすれば「選ぶ女」になれるのでしょうか?具体的なステップをご紹介します。
ステップ1:自分の価値観を明確にする
まずは、自分が何を大切にしているのかを明確にしましょう。
価値観を明確にする質問:
- どんな時に心地よいと感じるか?
- どんな人といると安心できるか?
- どんな関係性を理想とするか?
- 絶対に譲れないものは何か?
- どんな未来を描きたいか?
これらの質問に答えることで、自分なりの「選ぶ基準」が見えてきます。
ステップ2:「選ばれたい」気持ちに気づく
日常の中で「選ばれたい」気持ちが湧いてきた時に、それに気づく練習をしましょう。
よくある場面:
- 相手の機嫌を取ろうとしている時
- 自分の意見を抑えて相手に合わせようとしている時
- 「嫌われたらどうしよう」と不安になっている時
- 相手の反応ばかり気にしている時
これらの瞬間に気づくことで、意識的に「選ぶ側」の視点に切り替えることができます。
ステップ3:小さな選択から始める
いきなり大きく変わろうとせず、日常の小さな選択から「選ぶ女」を実践してみましょう。
今日からできる小さな実践:
- デートの場所を一緒に決める(相手任せにしない)
- 自分の好みを正直に伝える
- 違和感を感じたら「なんか違うかも」と言う
- 相手の提案に対して自分の意見も言う
ステップ4:相手を観察する習慣をつける
「この人は私に合う人かな?」という視点で相手を観察する習慣をつけましょう。
観察のポイント:
- 私の話をちゃんと聞いてくれるか?
- 私の意見を尊重してくれるか?
- 一緒にいて心地よいか?
- 価値観が合うか?
- 将来のビジョンが似ているか?
ステップ5:「選ぶ権利」を自分に与える
最後に、自分に「選ぶ権利」があることを認めてあげましょう。
「私には、自分に合う人を選ぶ権利がある」 「私には、幸せになる権利がある」 「私には、大切にされる権利がある」
この権利を自分に与えることで、主体的な恋愛ができるようになります。
「選ぶ女」の具体的な行動パターン
理論だけでなく、具体的にどんな行動を取ればいいのかも見てみましょう。
デートの時の行動
選ばれる女の行動:
- 相手の提案を全て受け入れる
- 自分の好みは言わない
- 相手が喜びそうなことばかりする
選ぶ女の行動:
- 自分の好みも伝える
- 一緒にプランを考える
- 楽しめているかどうかを自分で判断する
会話での違い
選ばれる女の会話:
- 相手の話にひたすら同調
- 自分の意見は控えめに
- 相手を喜ばせることを最優先
選ぶ女の会話:
- 自分の考えも率直に伝える
- 相手の意見を聞いて、自分なりに考える
- 対話を楽しむ
関係性での態度
選ばれる女の態度:
- 相手のペースに全て合わせる
- 自分の都合は後回し
- 関係の主導権は相手に渡す
選ぶ女の態度:
- お互いのペースを調整する
- 自分の時間も大切にする
- 関係を一緒に作っていく
よくある心配と解決法
「選ぶ女」になることに対して、多くの女性が不安を感じます。よくある心配にお答えします。
心配1:「わがままだと思われませんか?」
自分の考えを持つことは、わがままではありません。むしろ、自分の軸を持っている女性の方が魅力的に見えます。
大切なのは、自分の意見を「相手を否定するため」に使うのではなく、「より良い関係を築くため」に使うことです。
心配2:「選り好みして、誰にも選ばれなくなりませんか?」
「選ぶ女」になることで、確かに出会いの数は減るかもしれません。でも、質の高い関係を築ける可能性は格段に上がります。
10人の「なんとなくの人」より、1人の「本当に合う人」の方が価値があります。
心配3:「高望みしすぎていませんか?」
自分に合う人を選ぶことは、高望みではありません。むしろ、自分を安売りする方が問題です。
ただし、「完璧な人」を求めるのではなく、「自分と相性の良い人」を求めることが大切です。完璧な人は存在しませんが、あなたにとって「ちょうど良い人」は必ず存在します。
心配4:「相手に失礼になりませんか?」
相手を選ぶことは、相手に失礼なことではありません。むしろ、お互いがきちんと選び合うことで、より誠実な関係を築くことができます。
適当に付き合って後で別れる方が、よほど失礼です。
実体験:「選ぶ女」になって幸せになった女性たち
実際に「選ぶ女」になって恋愛が変わった女性たちの体験談をご紹介します。
Jさん(28歳・広報)の場合
「以前は『私を好きになってくれる人』を探していました。だから、アプローチしてくれる人には『断ったら申し訳ない』と思って付き合ってしまうことが多くて…でも全然幸せじゃありませんでした。
『選ぶ女』になってからは、『この人と一緒にいて楽しいかな?』『価値観が合うかな?』を基準に考えるようになりました。今の彼とは、お互いが『選んだ』関係だから、とても対等で居心地が良いです」
Kさん(31歳・研究職)の場合
「私は理系で、周りに女性が少ない環境にいました。だから『選り好みしている場合じゃない』と思って、紹介してもらった人とは とりあえず会っていました。
でも、自分の価値観を明確にして『選ぶ』ことを意識するようになってから、本当に話の合う人と出会えました。同じ研究分野にいる彼とは、仕事の話も人生観の話も、何時間話していても飽きません」
Lさん(29歳・カウンセラー)の場合
「以前は『この人に選ばれたい』と思うあまり、仕事の癖もあり相手の顔色ばかり見ていました。
でも疲れるし、相手からも『よく分からない人』と思われていたと思います。
今は『私はこういう人が好き』『こういう関係性を築きたい』を明確にして、それに合う人を探すようになりました。数は少ないけれど、質の高い出会いが増えました」
「選ぶ女」が持つべき3つの基準
「選ぶ女」になったら、どんな基準で相手を選べばいいのでしょうか?これまでの相談経験から、特に大切な3つの基準をご紹介します。
基準1:「一緒にいて自然体でいられるか」
最も大切なのは、相手といる時に自然体でいられるかどうかです。
- 無理して明るく振る舞わなくてもいい
- 疲れている時は疲れていると言える
- 自分の意見を素直に言える
- 沈黙があっても気まずくない
このような関係性こそが、長期的に幸せな恋愛の基盤となります。
基準2:「お互いの成長を支え合えるか」
良い恋愛関係は、お互いがより良い人間になれる関係です。
- 相手の夢や目標を応援できるか
- 自分の成長も支えてくれるか
- お互いの弱い部分も受け入れられるか
- 一緒にいることで向上心が湧くか
このような相乗効果のある関係を築ける人を選びましょう。
基準3:「価値観の根本的な部分が合うか」
細かい好みは違っても構いませんが、根本的な価値観は合うことが大切です。
- 人生で何を大切にしたいか
- どんな家庭を築きたいか
- お金に対する考え方
- 時間の使い方の優先順位
これらの根本的な部分でズレがあると、長期的に苦労することが多くなります。
「選ぶ女」になるための日常練習
「選ぶ女」になるためには、恋愛以外の日常生活での練習も効果的です。
日常での選択練習
服装選び:
「周りからどう見られるか」ではなく「自分が何を着たいか」で選ぶ
食事選び:
「相手が食べたがっているもの」ではなく「自分が食べたいもの」も考慮する
予定の調整:
「相手の都合」だけでなく「自分の都合」も大切にする
意見を言う練習
友人との会話で:
- 映画の感想を正直に言う
- レストランの評価を率直に伝える
- 将来の計画について自分の考えを話す
職場で:
- 会議で自分の意見を発言する
- 無理な依頼には「検討させてください」と言う
- 自分のアイデアを提案する
境界線を設定する練習
時間の境界線:
- 「今日は疲れているから早く帰りたい」と言う
- 「その時間は都合が悪い」と伝える
感情の境界線:
- 「それは嫌だ」と率直に言う
- 「今はその話はしたくない」と伝える
まとめ:あなたには選ぶ権利がある
恋愛において、あなたには間違いなく「選ぶ権利」があります。
自分に合わない人と無理に関係を続ける必要はありませんし、自分を偽ってまで選ばれる必要もありません。
「選ぶ女」になるために大切なこと:
- 自分の価値観を明確にする:何を大切にしたいかを知る
- 自分の感情を信頼する:直感や違和感を大切にする
- 対等な関係を目指す:上下関係ではなく、お互いを尊重する関係
- 自分らしさを保つ:相手に合わせすぎず、自分の軸を持つ
- 長期的な幸せを考える:一時的な「選ばれた喜び」より、持続的な幸せを選ぶ
「選ばれる女」から「選ぶ女」への転換は、最初は勇気が必要かもしれません。でも、その先には必ず、より幸せで充実した恋愛が待っています。
あなたも今日から、「選ぶ女」として恋愛を楽しんでみませんか?
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